終了しました。

日時: 平成18年5月21日(日)午後5時開演(4時開場)※終了しました。
場所:

武田神社能楽殿「甲陽武能殿」(山梨県甲府市古府中町2611)

演目: 能「巻絹」 観世 喜之
  狂言「二人袴」 山本 則直
  能「小鍛冶」 佐久間二郎

巻絹
都より絹を運ぶ男(ツレ)が、途中、梅香の匂いに誘われ、音無の天神へ立ち寄り心中の願いを祈念する。やがて三熊野に到着し巻絹を献上するが、期限を過ぎたために勅使(ワキ)の怒りを買い、罰せられて縛られてしまう。するとそこへ、自らを音無の天神と名乗る巫女(シテ)が現れ、「その男は神に対し優れた和歌を手向けたので、今すぐに許すように」と勅使に告げる。やがてその事実が証明されると男は解放され、巫女が神慮をすずしめる舞(神楽)を舞うと、程なく神も天に上がり巫女は本性に戻って行く。
巫女が説く和歌の功徳と、神がかりの神楽舞が本曲の見どころである。

小鍛冶
帝より天下を治める剣を打つよう命ぜられた三条の小鍛冶・宗近(ワキ)は、神力を頼み普段から信仰している稲荷神社へ参詣に赴く。するとそこへ、一人の童子(シテ)が現れ、剣は必ず打ちあがると宗近を励ますやがて童子は、ヤマトタケルノミコトの「草薙の剣」の神話を語ってみせ、これから宗近の打つ剣もそれに劣らぬ名刀となろうと告げると、重ねての奇瑞を待つように言い残し、消えていく(中入)
やがて、宗近が祭壇を築き神に祈りを捧げていると、果たしてその場に、稲荷の使いである狐(後シテ)が現れ、宗近と共に名刀を打ち上げる。「小鍛冶」とは、刀などの小さな鉄製品を作り上げる鍛冶屋のこと。実在の銘刀にも見られる「宗近」をモデルとした神話形式の分かりやすいスピーディーな曲である。

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第一回 武田の杜薪能「風の巻」平成17年4月23日【終了】
第三回 武田の杜薪能「火の巻」平成19年5月19日【終了】
第四回 武田の杜薪能「山の巻」平成20年5月31日【開催】

第一回 武田の杜「秋の能楽鑑賞会」平成18年10月15日【終了】

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